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… To be or not to be …


by sasoriko

ゲド戦記

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千と千尋の神隠しが2001年公開。
ハウルの動く城が2004年公開。
そんで、2006年の7/29日公開のゲド戦記。
昨夜、レイトショーにて観に行ってきました。

感想、おもしろい、おもしろくないで2分割してしまうとすれば

おもしろくない
と思ってしまいました。
2分しないなら、良いとこもグッとくるところもたくさんあります。
生きるとはどうゆうことかとか、人が生に対していろんな思いを
抱く事もわかりました。
作者の伝えたい事がなんだったのかイマイチ掴めてないですが、
伝えたい事をアニメーションにするなら、キャラクターや世界があるなら
もっとダイレクトに伝えるのではなく
鑑賞後に 伝わった…という感じが欲しい。と思ったかな。
「ほら、ここはさ、みんなこうゆう感情になるところですよ!」的ス
ポットが
ちらほら垣間みれて、興ざめしてしまうことがあったのです。

初監督の宮崎吾朗さん、お父さんの事もたくさん意識したでしょう。
せざる得ない部分もあるし。父とは違う部分を出したい気持ちもあるし
観客がそれを望まないし、望む部分もある。とかもっともっと
たくさんの事が絡み合いながら悪戦苦闘している、と思うようなシーンが
感じれました。

そんで、エンドロールの最後の部分。
「初監督 宮崎吾朗」
というテロップが厳かにスクリーンには映し出されておりました。

伝えたいのはそれ??!!
違うやん、とひどく悲しくなりました。
通り越して、ずっこけそうになりました。

ジブリスタジオの伝えたいのは、今回の作品は初監督の宮崎吾朗ですよ。
ではないはずです。

と、ここで吾郎さんの事をとやかくいう事もないですが
ジブリ作品として大きく観るなら、段々とジブリ作品には
影が射してきたような気がします。
昔のジブリ作品は光がありました。光の中に影がありました。
そんな中でいかに生きるか、と希望や、これからの進む道なんかを
テーマとしているものがあった気がします。
近年のジブリは影の中の光にスポットを当ててるのでは??と思います。

こんな時代だから、とか世情が影響しているだとか
色々言えるかもしれないけど
私はトトロの様な、魔女の宅急便の様な
希望があふれて、傷つき、それでも生きる事が素敵なのだという
ものが観たいと思いました。

入れたい事がたくさんあると焦点がぶれる。
ひとつの事を目指して、たくさんになると
すばらしいものになる。
かなかな??

久しぶりに長いの書いた~/
うひょう。
by sasoriko | 2006-08-03 11:57 | 日記